文化・芸術

2017年12月 4日 (月)

「南九州の現代作家たち」展 終了

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都城市立美術館が10年ごとに開催する企画美術展「南九州の現代作家たち」メーッセージ2017展が12月3日で終了した。
20年前の1997年からはじまり、今回で3回目となる同館注力の企画であり、ことしも南九州にゆかりのある多彩な作家がそろった。
内外から関心の高い展覧会になっているとおもう。
上の写真ふたつは戸高千世子さんの作品。この日はわりと強風だったので、勢いよく回転・うごくさまはシラサギのダンスを見ているかのよう。
地図は空想地図ニスト 今和泉さんの作品の一部。平川町・平川駅などが載っているのでうれしくなって撮った。
最後の二枚は数式を美に変換する美術家・早川直己さんのもの。壁面3面を巨大なスクリーンとしたプロジェクション映像を、イスに座って鑑賞すると、映像の音楽とシンクロした鼓動が伝わるようになっている。
次はまたしても10年後か?
せめてトリエンナーレ(3年)といかずとも、5年くらいになれば・・・

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2017年11月22日 (水)

都城市美術館/メッセージ2017 展より

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都城市美術館で10年ごとのシリーズ展である「メッセージ2017 南九州の現代作家たち」展が開催中です。
上の写真は美術館での平川渚、今和泉隆行、早川直己 各氏の展示から。
今展は写真撮影はOKとなっています。
また、サテライト会場として東町の旧工場、神柱公園、安久の田んぼが用意されていて、こちらは入場料なしで自由に観覧できます。
会期は12月3日まで。
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この4枚の写真は安久のたんぼの戸高千世子さんの作品。
戸高さんは霧島市在住の全国的な展開・活躍をみせるアーチストでありますが、高校生までは都城市の鷹尾地区に住んでいたそうです。
霧島を望む川沿いのロケーションのいい安久のたんぼに水を張り、風にたゆたうプラスチック製の風車をのんびりながめていると、余裕のない日常に逼迫された精神が癒されます。ぜひご覧あれ。
稲刈り後のたんぼに水を張ると、稲の切株から芽が出てきてしまうそうで、作家とそのパートナーとが自ら長靴をはいて草むしりにはげんでいました。
鏡面のような水面に浮かぶ作品を見て欲しいという一心からの行為であり、その作家魂に頭が下がる思いです。
戸高さんのパートナーである徳永さんはODEという設計事務所を主宰する建築家でもあり、戸高さんの作品にもメカニカルなところやプロデュース的なところでかなり関わっているようでした。
ODEというのは、何かの略語ではなく、シンプルな(英)単語であるそうで、徳永さんとの会話の中で、言葉の意味をおしえてもらったはずなのですが、よく理解できなかったので帰宅してからWEBで調べてみると、よけいチンプンカンプンになりました。たぶん、一般の日本人には理解不能なものだと推測します。
なにはともあれ、こんなに高尚かつ、すてきな作品をつくりだす人たちが都城からほど近い霧島に在住していることをうれしく感じた秋の午後でした。

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2017年6月22日 (木)

山頭火の句碑 都城市庄内町

「あかつきの高千穂は雲かげもなくて」

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山頭火の昭和5年の句である。
このとし、南九州に行乞の旅に出た山頭火は都城市の高崎からおなじく庄内に立ち寄った。
そのとき、手押しポンプで手ずから汲み、飲んだ水がたいへんおいしかったことを日記に書いている。
都城は水道水もうまいところだ。地下水を使用しているからである。
霧島レッカ水という火山灰や礫でできた地層を長時間かけて出てくる水だからうまいはずである。
おまけに、庄内はその雄大な霧島の山懐に抱かれているような地理にあるのであるから、そのうまさは想像に難くない。
山頭火は酒も好きだが、水も好きでよく飲む。がぶがぶ飲む。たぶん、酔い覚ましの水がうまいこととリンクしているのであろう。
そのポンプがあった場所であろうか、現在は消防団の車庫の敷地になっている一角に句碑が近ごろ建立された。
発起人は「都城に山頭火の句碑を建立する会」であり、この会としてはふたつめの句碑である。
ひとつめは市内前田町のお寺の境内入口に立つ。その碑には「投げ与えられた一銭のひかりだ」が刻まれている。わたしも好きな句であり、都城での一句はこれだろうと同意する。
庄内に寄る前の晩に宿泊した高崎新田の「陣屋」という宿屋の近くにも句碑があり、こちらは先述の会とは関係なく、かなり年代も先のものであり、「霧島は霧にかくれて赤とんぼ」が刻まれている。
そういえば、庄内でのエピソードとして山頭火が日誌に特に記している学令前の小さな女の子は健在であろうか、昭和5年当時で4、5歳ということは、90歳ちかい。
もし存命ならぜひお目にかかり、当時や山頭火の話を聞いてみたいものだ。

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2016年10月14日 (金)

ギターデュオ 日韓若手コンサート イン天長寺

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文化の秋、都城市にある古刹・天長寺にてギターのコンサートがありますので案内します。
天長寺は10月24日18時30分から、入場無料(募金)です。
詳細は直接チラシの連絡先へどうぞ。

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2016年10月 8日 (土)

飫肥フォトギャラリー 案内

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日南市飫肥にて開催中の写真店の案内です。
「武家屋敷で発見する世界に伝えたい日南50景」
8日から16日まで 入場無料

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2016年9月25日 (日)

記念講演「地域コミュニティと宮崎大学」「ロボット時代の創造」

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10月8日(土)都城市総合文化ホールにて講演会が二件あります。
都城北ロータリークラブ50周年の記念講演であり、
「地域コミュニティと宮崎大学」として同学長の池ノ上氏。
もうひとつは。ロボットクリエーター高橋氏による「ロボット時代の創造」
どちらも無料・申し込み不要です。
 

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2016年9月22日 (木)

クエンカ(スペイン)の夕べ

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楽しそうなイベントなので紹介します。
10月15日(土)霧の蔵ブルワリーです。
わたしは出席できませんが・・・

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2016年6月15日 (水)

宮崎国際現代彫刻 空港展 もうすぐ終了

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宮崎空港で開催中の彫刻展。会期は19日までです。
たまには現代彫刻なんていかがですか。

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2016年6月 4日 (土)

宮崎国際現代彫刻 空港展

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ことしも彫刻 空港展の季節になりました。
案内をくださった川越在住の田中さんからは「地震の影響ありませんか」と添え書きがしてありました。
幸いなことに宮崎県地方は熊本県に近い北部山間地域を除いて被害はありません。
会期は19日まで。入場料は無料です。

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2016年4月23日 (土)

田中 毅 石彫展

 
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埼玉・川越在住の彫刻家 田中毅さんの個展案内。
東京・目黒方面に行かれる方へ。
本日からの開催。会期は6月まで。
会場は中目黒にある長泉院付属現代彫刻美術館とある。
行ったことはないし、はじめて聞く名前なので、ネットで調べてみると、1978年に展示場を開設、1982年に本館竣工、2002年にリニューアルという。
けっこう歴史のある立派な美術館のようだ。
入場料は無料です。月曜休館。

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