曽於市末吉町にある山頭火の句碑。平成7年の建立。
先日、庄内町の新たに建てられた句碑のことを記したら、ある人からこの句碑のことを教えてもらったので、さっそく見に行ってみる。
山頭火の記録によると、昭和5年の行乞の旅の際、10月に志布志から岩川経由で汽車で末吉に降りたち、その足で周囲を行乞したと日記にある。
「年とれば 故郷こいしい つくつくぼうし」と刻まれている。この地で詠んだ句である。
現在は廃線となった旧志布志線の末吉駅舎前にこの句碑はあり、場所的にもふさわしい。
刻まれている石も自然石そのままであり、山頭火によりふさわしいように感じる。
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