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2016年7月28日 (木)

古民家のふすまをはがすワークショップ

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宮崎市でおもしろいワークショップが開催された。
イエ送りプロジェクトを実施した古民家の襖(ふすま)をはがし、内部に張られた古紙を検証しようというもの。
明治初期に建てられた城ガ崎地区にある古民家が解体されることになった。それを惜しんだ関係者が「送りイエ」なる近年の手法でこの民家をみんなで見送ったそうだ。その内容は、建築関係者がこの民家を調査・清掃し、飾り立てて最後のハレの場として室礼し敬意をもって空間として活用することだ。
その際、襖の破れ目から内部の下張りが一部発見され、どうやら古文書が襖の中にあるようだとなったしだい。
そこで、その襖は持ち帰り、後日改めて調査しましょうということになったようだ。そのワークショップが先日市内のアートプラザで開催されたしだい。
もともと、襖の下張りから重要な古文書が発見されることはそんなに珍しくはない。紙は現代は除くとたいへんな貴重品であった。だから、どこの家でも書き損じなどの紙や古い不要な紙を・反故(ほご)をどこの家でも保存しておいた。そして、日常の生活のなかで、物を包んだりいろいろと活用されていた。襖の下張りにもこうしてリサイクルされるのが普通のことだった。
とくに江戸時代の日本は、100パーセントに近いリサイクルの先進国だったことが知られている。
さて、今回のワークショップで、十数人の参加者が慎重に紙をめくりめくり剥がしていったところ、江戸時代の墨で書かれた文書や、明治期からの家業だった質屋さんに関係する、質札の台帳的な紙や質札を紛失した際の念書的な文書が多数出てきた。
百年以上を経てもなお、こうして復元可能な和紙と墨の高性能さには改めて感心させられる。

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