« 旧 大社駅 | トップページ | 木造工場棟 現調 »

2014年10月 5日 (日)

日本のカタチ 2050

Dsc_28432

著者:竹内昌義、馬場正尊、マエキタミヤコ、山崎亮、2014年8月発行、株式会社晶文社
サブタイトル:「こうなったらいい未来」の描き方
「2050」とは2050年のこと、現在が2014年なので約35年後となる。近未来の予測としてはなんとか想像が及ぶ範囲といえるのかもしれない。ちなみに、35年前は1979年となり、その後バブルを経て失われた20年へと続く時代であった。
2050年がどうなっているのかというと、確かなところは誰にもわからないのだが、まず人口構成が大きく変化すると予測されている。少子高齢化の進行で、2050年の日本の総人口は9500万人になるそうだ。
これは1962年・東京オリンピックの2年前のころに相当するという。
なんだ、そんなにたいした変化じゃないだろうと考えるのは早計であり、その年齢構成が大きく異なる。
まず子ども(14歳以下)の人口は、当時の3分の1程度であり、高齢者(65歳以上)の比率が35%を占める。つまり、現在の人口1億2600万人から減少する3000万人の人たちは、生産年齢人口がそっくり減少するということを示している。
都市と地方における関係もしかりであり、この減少する3000万人は、そっくり地方の分だろうと推測されている。首都圏はじめ名古屋・関西の都市圏人口は現状を維持するが、地方から3000万人の人間が姿を消すことになるのである。
限界集落という言葉が耳目を集めた時期があったが、そのほとんどは2050年、さらに進行し消滅集落化しているかもしれない。
人口以外にも、日本の抱える大きな問題としてエネルギーがあげられる。
現在はエネルギーを化石燃料に頼るしかなく、その高騰によりその額年間に約23兆円に達した。いくら優秀なものづくり大国といえど、輸出にはげんで稼いでもおいつくわけがない数字だろう。
そんな状況下で2050年、いまから30年後をどう予測するか、どんな社会に変化させていくのか、変化せざるをえないのかを考えるのがこの本の役割である。

|

« 旧 大社駅 | トップページ | 木造工場棟 現調 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。