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2013年8月11日 (日)

保存原論

Dsc_06422

鈴木博之 著、2013年5月、市ヶ谷出版 刊、2200円+税

近代建築保存の第一人者である鈴木先生の新刊。たぶん、出版社からして大学等の教科書を想定しているのだろう。

表紙の赤レンガ東京駅をはじめ、たくさんの保存事例が綴られている。なかでも、八幡浜の日土小学校は重要視されているように感じる。

いい建築物の保存は当然だとおもうが、なかなか世の中はそうは問屋がおろしてくれない。

惜しまれつつ解体されてしまった事例はごまんとあるが、保存運動がみのった事例はごく少数であるのが実情だ。保存状況はその国の建築文化のバロメーターであるはずだが、まだまだ日本の建築文化水準はその程度のものである。

ただ、この本が紹介するように、いくつかの建物は手間ひまかけて再生・保存・活用がかなっている。わずかではあるが保存の実例が増えつつあるのは喜ばしい。

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