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2011年7月 3日 (日)

都城市立美術館「30年前の美術館」展

2011060855332

都城市立美術館は30年前、宮崎県では初めての公立美術館として設立された。当時の(初代)館長 野口氏のコメントが会場の冒頭にあった。すばらしい文章だった。

「・・・・・美術品を並べて見せるだけなら、ただの陳列館である。・・・・・・・・・・」

そうである、美術館であるためには、作品の収集はもちろんだが、美術の歴史の中での系統だった調査研究・分析や、その成果の発表である展示創作が欠かせない要素であり、地方の場合は郷土とのかかわりも重要な要素になるのだろう。

美術館ができる前は、隣接する図書館に郷土資料館(室)があり、そこに数点ほど絵が掛かっていたように記憶する。まさしく陳列館状態だ。その後、美術館が建設され、城山に歴史資料館ができ、近年は島津伝承館もできた。あらためてふりかえってみると、ミュージアム系の環境整備は、大きく変化したといっていい。おそらく、全国的に顕著な傾向でもあろう。「衣食足りて礼節を知る」というとおり、文化的な分野は成長の後半に登場するものであろうし、郷土の自尊心をくすぐるので、建設もされやすい。

山内多門、益田玉城、山田新一、大野重幸、野口徳二、たくさんの先達がいて都城に美術館というハコがいちはやく設置された。いまでは100点を超える作品を収蔵する山内多門でさえ、開館当初は一点だけの収蔵だったそうだ。30年の歳月、あまり変わっていないようでもあるが、大きく変化しているのであった。二度の増改築を経て、とりあえず美術館の面積も2倍になった。収蔵作品は数倍、それ以上になった。

まずはめでたい。

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