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2011年5月30日 (月)

第7回竜一忌

201105232 「草の根通信」終刊号(2004年7月)

ことしも竜一忌の案内がきた。今回のテーマは「記憶の闇」「狼煙を見よ」であるそうだ。甲山事件と爆弾テロ事件を扱った作品であったと記憶する。

案内文の冒頭に原発事故に対するコメントがあったのでその一部を披露しておくと、

<<<<  今、「あの原発さえなかったら」と、煮えたぎる思いで父祖の地を捨てさせられる多くの人々がいて、被爆を余儀なくされています。すべては「一国のエネルギー政策」を標榜しつつ、その実は金まみれの連中(政・官・産・学)が徒党を組んで、原発の危うさを訴え続けた人々をせせら笑ってきた結果です。原発推進でわが世の春を謳歌した者たちには、「非難する人々にまず土下座してからことに当たれ」といってやりたいです。  >>>>>

周防灘の火力発電所建設に体を張って反対し、逮捕された経歴をもつ草の根の人たちらしい痛烈かつまっとうなコメントです。

京都議定書の規定する二酸化炭素の排出削減はいっこうに見えていませんでしたが、フクシマのおかげで、一気にその水準に近い実現への目途が見えてきたのは皮肉がすぎるようです。また、フクシマのおかげで、センセたちの掲げた暗闇の思想やスローライフ的な生活が、脚光を浴びつつあるのも憎々しいことだろうとおもいます。

写真は「草の根通信」の終刊号。もともと、火力発電所反対運動のための機関誌として発刊されたミニコミ誌でしたが、その後、センセのライフワークとなり、編集・発行に携わりつつ、センセの作品の重要な発表媒体でもありつつ、30年以上刊行されました。この発刊作業を手伝っていたのが「草の根の会」の面々です。

竜一忌の案内に触発され、久しぶりに「草の根通信」をめくってみた。終刊号の一号前の379号には、笹口孝明さん(元巻町長)の寄稿があり、巻原発の反対運動や住民投票のことなどが書かれていて、この文章が頭に染みいるように入ってきた。自分たちのまちのことは自分で決める。いいことだ。

さて、竜一忌です。作家松下センセ(竜一)が亡くなってはや7年。毎年、この時期には草の根の会の手で竜一忌が営まれています。ことしは6月18日の午後に中津文化会館小ホールで開催されるとのことです。

7年前、この文化会館で行われた偲ぶ会に出席して以来、中津にも草の根にも縁がありませんで、また、ことしも行けそうもありません。それでも、毎年案内が来るのは、返信用のハガキに、「今回は参加できないが、来年も案内はしてほしい」という項目があり、わたしは毎年、この項目に○を付けて出すからです。いかにも草の根の人たちらしい配慮だと感心してその御厚意に甘えています。

せめて、10回までは続けよう(竜一忌を)とのことですので、せめて10回目までには参加しようとおもっていますが。行けるかな。

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