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2010年9月30日 (木)

手すりを付ける/介護保険

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わたしの事務所兼自宅となりの実家に手すりを付けた。介護保険を利用してのものだ。80才を超えた父親が住んでいるのだが、3か月ほど前、路上で転んで大腿骨上部を骨折し、入院・手術ということになった。さいわい、年のわりには骨は丈夫だったということで、手術もうまくいき、術後のリハビリも順調であるのだが、いかんせん、やはり筋力の衰えはどうしようもなく、よちよち歩くことはできるにしても手すりなしにはおぼつかず、立ち上がり動作には手すりが必須となったのである。

わたしは建築家であるので、とうぜんバリアフリーであったり介助器具や施設にはいちおうの知識も関心もあるのだが、実際に介助のための手すりを設置するのも介護保険を利用した住宅改修もはじめての経験であり、いい勉強になった。老いてなお、できのわるい息子に協力してくれる父親に感謝せずにいられない。

まず、その地域を担当する支援センターのケアマネージャーに連絡する。そして、現場を見ながらケアマネージャーが必要な手すりのプランを助言してくれる。場合によっては、専門の設置工事業者も同行してくれる。父親の動線をたどり、考えながら適切な補助具を検討していくのだが、経験豊富な担当者であり的確なアドバイスをしてくれた。

プランと見積ができたら、ケアマネージャーに提示して、理由書を書いてもらわなければならない。専門的に手すりなどの必要性を解説してくれる書類である。これができたら申請書を添えて市の担当課に提出する。これは通常は業者が代行してくれる。ここで審査がおこなわれ、認可されてはじめて着工できる。建築確認の介護改修バージョンのようなものだ。問題がなければ数日で審査が終了し、通知書が郵送されてくる。介護保険の住宅改修は補助が最大18万円であり、一割が本人負担となる。20万の工事に際しては、本人負担がが2万円ですむ。工事額が20万円を超える場合は、超過分はすべて自己負担ということになる。

20万円の枠は、数回に分けることも可能だ。今回は12万ほどの工事だったので1万2千円の自己負担となり、あと8万円の枠が残っていることになる。これは後日、玄関先の階段を改修してスロープにする必要ができたときに使用したいと考えている。

トイレは和風だったので簡易型のかぶせ方式の洋風便座を設置。これは住宅改修とは別枠であり、やはり一割負担で購入できる。

入院中に手すりや必要な介助器具を用意して退院を迎えた。プランから手すりの設置までは審査期間などを含めると2週間ほど必要となるので、入院中に工事をする際は、はやめに準備した方がいい。ただし、万が一、容態の悪化などで退院できない事態となると全額自己負担となるそうなので念のため。工事終了から1か月以内に退院することが保険適用の条件のようだ。詳しくはケアマネージャーに聞いてください。

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