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2010年6月25日 (金)

第6回竜一忌

6月17日は作家・松下竜一(センセ)の命日だった。終世離れることはなかった中津の地で、ことしも竜一忌が営まれ、たくさんの出会者でセンセの話に花が咲いたようだ。

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写真は当日の資料表紙とプログラム。今年度は「伊東ルイと松下竜一」というテーマであり、作家の鎌田慧さんが講師と記されている。伊東ルイさんのことを知る人は少ないだろうが、大杉栄という名は聞いたことがあるとおもう。関東大震災の混乱の中で、大杉栄と妻・伊東野枝、そしてたまたま居合わせた大杉の甥・わずか7歳の橘宗一の三人を憲兵・甘粕大尉らが虐殺した事件だ。

伊東ルイさんはこの大杉と伊東野枝の子どもである。虐殺事件のとき、ルイさんはまだ1歳と3カ月という赤ん坊だった。その後、野枝の親に引き取られ、福岡で生きた。後半生は博多人形の絵付け職人をしながら、いろいろな社会運動にもかかわるようになる。

松下センセには伊東ルイさんの人生を描いた「ルイズー父に貰いし名は」という作品があり、講談社ノンフィクション賞受賞している。ルイズというのは、ルイさんの生まれたときに両親が付けた名前であり、フランスの無政府主義者ルイズ・ミシェルにちなんでのものだという。ある運動を通じて偶然に知り合ったセンセとルイさんだったが、その後、環境や平和、反権力闘争の同志となり、多くの活動をともに戦うようになる。ルイさんは97年に亡くなり、センセもその8年後に亡くなっている。

以上は、毎回竜一忌を主催している「草の根の会」の梶原得三郎さんから送られてきた資料からの抜粋である。ことしも竜一忌には行けなかった。あいかわらず意気地がないので困る。竜一忌は10回までは続けようということらしいので、せめて10回目のうちには行きたい。

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