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2010年4月10日 (土)

線路沿いの仕事

線路沿いの工事には注意が必要です。騒音やプライバシーの点はもちろんですが、それ以外に工事に際してはJR側(他の私鉄の場合も同様でしょうが詳しくは知りません)との事前協議が必要になります。列車の安全な運行を確保するためです。

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JRの基準なのか法令なのかはよく知りませんが、JRの鹿児島事務所に問い合わせたところ、線路中心から8メートル内の部分を工事する場合は事前協議の対象となり、協議なしの着工はできないとのことです。今回の工事は線路沿いの敷地境界に擁壁を設置するというもので、一部がその範囲に該当します。

そこで、JR側の指示するとおりに、図面と写真を添付した事前協議書を作成し、担当者宛てに必要部数を発送します。そこから関係する各地のJR工務センターに送られ、それぞれから意見が出され、それをまとめた回答書が返ってきます。ここまで1か月以上かかりました。通常は2~3週間とのことですが、担当者の病欠などで長引いたようです。

回答書が来たら、それに対して発注者側は請書を発行します。JR側の施工条件を承りましたという意味のものです。そこには、JRの指定する許可証をもった警備員を配置するなどいろんな条件が付されています。

そこまで終了した時点で、最寄りの管轄する工務センターへ施工者(工務店)が工事の打ち合わせに出向きます。これでようやく着工OKとなります。今回の場合は鹿児島県の国分でした。そこでは列車の運行ダイヤなどが示され、より具体的に注意点が示されるようです。

線路沿いの工事はこのような事前準備が必要になります。はじめてのことでいい体験にはなりましたが、対応の遅さに業を煮やしたりもします。でも、JRに協議なしで工事をすると、運転手からの通報ですぐに担当者がすっ飛んできて大変なことになるそうですので、ご用心。

また、JRの事務方の担当者と、工務センターで実際の現場を担当する人たちとのあいだに、この事前協議に対する意識のギャップがあり、事務方と現場のせめぎあいはどこの組織でもあることでしょうが、大きい会社ほどそのギャップも大きいように感じたことでした。

なにはともあれ、「現場の安全はすべてに優先する」です。

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