« デザインが奇跡を起こす | トップページ | 新たな「みやざき県産材の家」セミナー »

2010年2月28日 (日)

管理建築士講習会

建築士法の改正により、建築士制度が変更されました。アネハ事件後の一連の法改正のひとつです。

201002043815 会場のようす

建築士事務所(設計事務所のこと)を開設するには、管理建築士をおかなくてはいけません。一級、二級、木造それぞれの事務所にはそれに応じた管理建築士が必要です。開設者と管理建築士は違う人でもかまいませんが、設計事務所は小規模な事務所がほとんどですので、わたしをふくめ専業の事務所のほとんどは、開設者イコール管理建築士です。

一方、建設会社や開発業者、不動産会社にも設計部門があり、建築士事務所として登録されている場合も多数あります。この場合は開設者は建築士ではない経営者のことが多く、別に管理建築士をおいています。

新規に建築士事務所を開設する場合には、この管理建築士講習を受けないと登録できなくなりました。一方、すでに事務所登録をして営業している場合は、法施行から3年以内にこの講習を受ける必要があり、法改正後、これまで県内でもすでに数回の講習会が実施されていて、タイミングが合わずに先のばしにしていたのですが、ようやく先日受講してきたというわけです。この回を逃すと、受講者が少なくなるため、次回からは福岡で開催ということになるとのことでした。

朝9時から夕方の4時ごろまでびっしりと講義があり、講習の最後に考査テストがあるという、けっこうハードな講習会です。法改正の詳細と運営や経営の実務に関した内容ですが、わたしなどはとくに、零細な事務所につき、事務所のマネジメントや経営者としての実務や知識に疎いものにとっては、なかなかためにはなる内容だったとおもいますが、それよりも、どうすればいい建物ができるかに関心があるため、まったくおもしろみには欠けます。

考査テストの結果は3月末の発表ということで、ずいぶん先になりますが、たぶん合格しているでしょう。講習に使用したテキストの内容から出題され、試験中にそれを見ることは可能ですので、これで落ちる人は、よほど体調が悪かったのか、資質に欠けると判断されてもしかたがありません。もし不合格となったら、福岡まで再講習ということになるのでしょう。

今回の受講料は1万7千円だったか、けっこうな金額です。別に写真代や交通費もかかっているので2万円と考えていいでしょう。管理建築士講習は1回でこっきりだからまだいいのでが、これとは別に建築士の指定講習も3年か5年ごとに受講するよう義務づけられました。こちらはまだ受講していないので、近いうちに受けることになるでしょうが、無料ではないでしょうから講習貧乏です。適切な報酬を受け取り、建築士として当然要求される能力の研鑽とスキルアップをしなさいということなのでしょうが、適切な報酬とはいくらなのか。たぶん、時給に換算するとかなりの高額になるのだろうが、そんなにがめつくわけにもいかないし、かといって貧すれば鈍すでは困るので、やはりいい仕事をしてそれなりの報酬を堂々と請求するしかありません。ものづくりにおいて設計はすべてであり、とても重要なことは承知しています。それを仕事ぶりをとおして社会に理解してもらうことしかありません。

|

« デザインが奇跡を起こす | トップページ | 新たな「みやざき県産材の家」セミナー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« デザインが奇跡を起こす | トップページ | 新たな「みやざき県産材の家」セミナー »