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2009年11月 1日 (日)

南九州アートライン展

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都城市立美術館で表記の展覧会が開催中だ。会期は11月29日まで。おとな500円。

南九州アートラインとは、宮崎県立美術館(1995/岡田新一設計)、霧島アートの森(2000/早川邦彦設計)と都城市立美術館の3館のことをいう。これまでもスタンプラリーなど位置が近い美術館として交流や共同企画をすすめていたようだが、予算規模の大きい県立のふたつの美術館に比べて、都城の場合はどうしても収蔵作品が郷土関連に限られるなどメジャー性の点では見劣りがする。しかし、昨年のS氏コレクション、その前の園田氏のマン・レイ写真コレクションの寄贈とつづき、コレクションが充実してきた。そこで、3館の互いに関連する作品を持ち寄って展覧会を構成しようという企画である。サブタイトルが「霧島の見える美術館から」ということであり、霧島を描いた作品も多数ある。

上のチラシで作品の概要がつかめるだろうが、都城からは上述のマン・レイとS氏のコレクションが中心であり、関連する同作者の作品などが宮崎県立から出品されている。ポップな現代彫刻は「アートの森」のものであり、ここはその専門美術館といっていもいいくらいで、霧島の中腹にある広大な敷地とロケーションを活かして、たくさんの現代彫刻作品を有しているうらやましい美術館だ。

順路に沿って鑑賞していくと、さいごの広い部屋にそれらが集められているが、篠原有司男の「スクーターの怪人」がやっぱりかっこいい。ドナルド・ジャッドの「ミニマルもの」などもあって現代アートを堪能できるのだが、この部屋だけ照明を演出しているのが気になった。スポットライトによる演出なしのプレーンな光の中で見たいと思う。

上のチラシも秀逸だとおもう。特に裏面の各種クーポン券がおもしろい。ドリンク券やポスター券など他館でのサービスも含めて多彩なプレゼントやサービスを提供していて、美術館の意気込みを感じさせてくれる。ほぼ中央に「くいまらん」と青地に書いてあるが、くいまらんとは当地のの言葉で「できない」という意味に相当する。時間的にもそうだし、能力的にも「できない」場合に使われるのだが、単なる「できない」とはやはり微妙にニュアンスが異なるので、うまく説明できないが、久しぶりに聞いた言葉であった。あらためて「くいまらん」という絶妙な言葉を再認識できてよかったが、それにしても、よくこんな言葉を持ち出したものだと感心する。すばらしいコレクションの寄贈を受け、ますます当美術館は「やる気」になっているのだろう。

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