陸上自衛隊都城駐屯地/宮崎県の文化財
都城市は陸軍のまちでもある。明治時代に陸軍の連隊が置かれて以来、約百年にわたって現在の自衛隊駐屯地に引き継がれている。また、かつては市内に3つの飛行場をもち、終戦前には神風特攻隊の一員として数十人がここから飛び立った。
そのぶん、米軍による攻撃もあったわけで、市街と飛行場や軍の基地のあったところは空襲も受けている。
市内の鷹尾地区にある陸上自衛隊駐屯地には、明治時代の建物が残っていて、かつての連隊本部だという。隣接して旧将校倶楽部の建物も残されていて、そろって都城市の史跡に指定されている。
これがかつての本部建物跡であり、正面玄関のマンサード破風にかかる菊の御紋が大日本帝国を象徴しているそうだが、現在は都城駐屯地の資料館として使用されている。
こちらは資料館に隣接する旧将校会館。スパニッシュ的な木造洋風建築であり、現在でも将校クラブあるいはゲストハウスとして使用されているようだ。もともと、残すべき建築文化財に乏しい当地にあって、現在まで存続する貴重な建物である。
見学を希望する人は遠慮せずともいい。衛兵の立つ門をくぐって受付で申し出ればだれでも見学できる。資料館には詳細に説明してくれる担当者もいる。
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コメント
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投稿: ニクニク | 2009年11月22日 (日) 16時47分