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2009年7月10日 (金)

ここらでちょっと、ひと休み

200907062902 吉本章 著 2009.6刊 草場書房 1429円+税

親交のあるというかお世話になっている看板屋さんの社長さんが2冊目の本を出したらしく、宅配便で送られてきた。本のカバーには都城の市街写真が使用されていて、その中央に都城市民会館が鎮座している。

社長は文化と文学の素養があり、なおかつ実業人としてまっとうな社会感覚を持ち、情にも厚い。未曾有の不景気と言われるさなかに、本を出版して社会に経済的にも貢献しているところがすばらしい。ただでさえ本が売れない時代ということもあり、ホン好きな氏にぴったりの経済対策でもある。

さっそく読んでみると、これがおもしろい。ときに声を出して笑いながら、一気に読んだ。ウイットに富んだ文章もいいが、その素材となっている数々の事件・エピソードを引き起こすモデルは社長自身だろうか。とくに、高速道路居眠り事件をはじめ、高速道にまつわるエピソードは特筆ものだ。

前作は「アフガンランプ」というタイトルで、2006年の11月に、同じ草場書房から出版されている。文芸評論家・大河内昭爾氏がオビに絶賛している。ハードカバーらしくちょっと硬めの内容もあるが、2冊目はソフトカバーよろしくソフト路線である。前作は文芸誌「あかね」にぽつぽつと発表し続けたものを10年分まとめたものだそうだが、今回のものは「史上最最小のミニミニ情報誌」と名をうった社内新聞がネタ元だそうだ。だから社長や専務や社員などのエピソードとなるのだが、こんな新聞を発行する社長らしい優秀な社員ぞろいで、笑いのネタは尽きない。

Clip_image002 こちらは前作の「アフガンランプ」 1800円+税

おもしろさではこちらもひけをとりません。

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