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2009年1月28日 (水)

建築家 安藤忠雄

200901152323

新潮社 2008年10月刊 1900円+税

ボリュームのある本である。紙質がよく、もちろんハードカバーである。これで1900円は安い。発行元の新潮社はこの本を売れるとふんだのだろう。そのとおり、10月に発行されて11月にはすでに4刷と奥付にある。

丹下健三氏と黒川紀章氏がなきいま、日本でもっとも著名な建築家はアンドーだろう。東京大学の教授も退官し、またあいかわらずのエネルギッシュな建築家にもどった。氏はわたしのような学歴のない建築家にとっては垂涎の星である。双子の長兄であること(3人の兄弟が建築の世界でみな活躍している)や工業高卒後、独学で建築を学び、世界のアンドーとなったサクセスストーリーに目が向きがちだが、氏は正しい意味でのインテリでもある。

強靭な精神力とインテリジェンスが行動力と真美性をうみ、今日のアンドーとなった。本を読むことで、その精神力のすごさにあらためて触れ、ちょっとは元気と勇気をもらうことができる。読書の最大の効用だ。

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