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2008年12月14日 (日)

観覧車建築

先日、所用で鹿児島市へ行ってきた。飲むつもりだったので都城から電車に乗ると、終点は鹿児島中央駅である。昔は西鹿児島駅といっていたのだが、2年か3年ほど前、鹿児島新幹線の開業にあわせて駅名と駅舎がリニュ-アルした。

さて、その駅前に「AMU」という巨大な複合商業ビルがあり、その目玉が屋上にある観覧車である。

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すでにオ-プンして2年ほど経っている。はたして観覧車はどれくらいのお客さんがいるのだろうとおもって上がってみると、金曜日の午後4時、わたしが見ていた15分くらいのあいだに、お客さんはついにひとりもいなかった。乗り場では係員の若い女性がすることもなく寒そうであった。

わたしも観覧車を計画に組み入れようとしたことがあり、サノヤス・ヒシノ明昌というメ-カ-に事務所に来てもらったことがある。しかし、営業マン氏の説明で大きなものは1億円を超えると聞き、早々と導入をあきらめた。しかし、律儀なメ-カ-であり、その後も社のカレンダ-を送ってくれている。

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こちらは福岡のマリノアシティのもの。ここにはなぜか観覧車が大小2台ある。大の方はとても大きな観覧車であり、建物が低層なので、建築に観覧車が載っているのではなく、観覧車に建築が付属しているような印象だが、こちらは4年前の時点で、大の方は立地がショッピング街からちょっと遠いこともあり、チラホラの客足、小はショッピングゾ-ンの中心にあるせいか、まあまあといったところだった。料金も小のほうがリーズナブルである。

国内での観覧車建築の嚆矢といえば大阪・梅田のセブンビルかなんだかだろう。大都市の繁華街にそびえる真っ赤なホイ-ルは、ランドマ-クとしても客寄せとしても「効果は抜群だ」であり、数年前、開業して間もないときに長蛇の列に並んで乗ったものである。夜間だったこともあり、ナニワの夜景がとても素敵だった。

梅田の観覧車は今でも列をなしているのだろうか、年末年始は夜景を楽しむカップルで繁盛しているのかもしれない。マリノアのツインホイ-ルはどうだろう。もしかしたらひとつになっていないか。先述したように、観覧車はとても高額なものである。建築に組みこむと、建築本体の構造まで影響を受けてかなりの経費負担になるだろう。梅田のものは設置費用を2億円と仮定して、ひとり1000円として計算すると20万人分になる。1日500人で360日だと18万人の計算なので、こちらはじゅうぶんにモトを取ったことだろう。AMUはたしか600円だったが、採算はとれているのだろうか。

つい、ご時世にあわせてケチクサイ計算をしてしまった。

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