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2008年10月31日 (金)

「建築の新しさ、都市の未来」Y-GSA編

1949413_img_2 彰国社 2008年9月刊 2095円+税

Y-GSAとは横浜国立大学大学院/建築都市スク-ルのことであり、日本を代表する建築家のひとりである山本理顕が校長をつとめ、教授陣にはやはり建築家の西沢立衛、北山恒、飯田喜彦が名を連ねている。

Y-GSAでは、多彩な分野から専門家を招いた市民公開講座「横浜建築都市学」を開催しており、本書はその記録をまとめたもの。

前記の教授陣のほか本書に登場する講師は、伊東豊雄(建築家)、梅本洋一(映画批評家)、吉元光宏(ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室長)、上野千鶴子(社会学者)、内藤廣(建築家)、岡部明子(建築家)、妹島和世(建築家)、松山巖(作家・評論家)の8人。

印象にのこった言葉は、巻末の4人のY-GSA教授の座談会にて、北山氏が発言した・・・「官」「民」「協」「私」に包囲されたダイアグラムを見て、21世紀初頭の社会状況はこれで説明できる・・・というくだりだ。講師の上野氏の示したダイアグラムを指しているわけであるが、パブリックは「公共」ではなく「官」と規定する上野氏の手練も含めて、脳裏に焼きついた。

いま、日本でもっとも元気があり輝いている建築スク-ルは横浜国立大学だろう。そんな確信が得られる本だが、冒頭の山本理顕氏の「はじめに」には、スク-ルのいまどきの学生の気質を知る笑い話も載っていた。さもありなん。

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