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2008年6月 7日 (土)

第4回竜一忌

いつのまにか6月になり、ことしも竜一忌の季節になりました。

竜一忌というのは、数年前の6月に亡くなった作家・松下竜一氏の命日に会わせて、生前の氏と氏の仕事を偲ぶ会であり、氏が活動していた中津市に本拠を置く「草の根の会」の手で開催されています。ことしで4回目だそうで、時の流れを感じさせます。

ビンボ-で病弱で、家族おもいで、仲間をたいせつにし、中津の風景と自然を愛し、それらを守るためにに権力の傲岸不遜に強靭な精神力をもって立ち向かった作家、それが松下竜一です。入梅のこの時期、雨のひとときをセンセ(松下氏の自称であり愛称)の本を傍らにおいてやり過ごすのもいいでしょう。

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これは我が家にある松下さんの著作です。左側の「檜の山のうたびと」はハンセン病者の隔離入所施設に生きる歌人のことを記録した本であり、あとの2冊の文庫本は氏がノンフィクション作家として立つきっかけにもなった豊前灘沖の火力発電所建設反対闘争とその論理をあきらかにした本です。地球温暖化、二酸化炭素の削減など、こんにちの地球環境問題や省エネを考えるうえでもたいせつな思想を内包しています。

センセの著作は44冊に及び、すでに、センセの生前に「松下竜一 その仕事」という著作集全30巻も発行されており、都城市立図書館にもありますが、今回、単行本に収録されていない新聞、雑誌などに発表された文章を全5巻にまとめた「松下竜一 未刊行著作集」が発行されることになりました。

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都城市立図書館はじめ近隣の公共図書館に購入してくれるようリクエストしたいとおもいます。松下氏がもっと注目され理解されることが、よりよい社会づくりのために必要なことですし、時代の要請にもかなっています。

第4回竜一忌は6月8日 中津オリエンタルホテルで開催されます。

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