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2008年3月14日 (金)

名護市庁舎

沖縄大好きのメンソ-レナカタさんから、紀行文が読みたいというリクエストがありましたので、沖縄といえば、この建物しかないというスゴイ建物を紹介しておきます。

ちなみに、メンソ-レは沖縄で「ようこそ・いらっしゃい」という意味であり、メンソレ-タムは家庭の常備薬ですが、この薬は著名な建築家であるヴォ-リズのはじめた会社がつくっています(近江兄弟社)。

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この迫力、すごいでしょ。設計したのは象設計集団というちょっと変わった名前の設計事務所です。この事務所で修行して独立した人たちは、イルカ、トド、クジラなど動物の名を冠した設計事務所を全国各地に営んでいて、それらの連合体としてチ-ムZOOという動物園的な組織体を結成して、それぞれの仕事で連携していいるという、たいへんユニ-クな設計組織です。

この建物もユニ-クです。沖縄に行ったら、ぜひ名護まで足をのばしてこの傑作を見てくることをお勧めします。こんな市庁舎だったら、健全な仕事をするだろうとおもいます。住民と市庁舎の関わりかた、あり様を示唆している建物です。これが霞ヶ関の庁舎だったら、日本はもっと素敵な国になっていると信じます。それだけの力が建築にあることを教えてくれる建物でもあります。

竣工は1981年。もうすぐ30年にならんとするところです。ずいぶん奇抜で金がかかっているように感じるかもしれませんが、コンクリ-トブロック使用したロ-コスト建築です。沖縄は強烈な台風が襲撃しますので、ブロック造は普及していました。また、赤い土も沖縄固有のものであり、その地域性を利用した2色のブロックで、地域性とロ-コストを実現させているわけです。また、この建物は設計コンペで選ばれたものでもあります。

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南側の外壁に、沖縄の守護神であり名物であるシ-サ-が一面に置かれています。これを見ると、ハイサイおじさんを踊りたくなります。

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これは庁舎の内部です。天井に近い壁に四角い穴が並んでいるのが見えるでしょうか。これは自然の風をよぶ風穴です。身を焦がすほどの強烈な太陽光線が降りそそぐ沖縄ですが、木陰で涼風にあたっていれば、わりとしのぎやすいわけです。そこで、建物に自然通風のし掛けを内蔵しているわけです。もちろん、ク-ラ-は当初はありませんでした。現在では、部分的にはエアコンもあるようですし、ク-ラ-に慣れきった現代人には、自然の風だけでは我慢できないようで、フロアのそこいら中に扇風機がタコ足配線でつながれていたのを覚えています。

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コメント

ナカタさん。久しぶりのコメントありがとうございます。
泡盛はきついので、わたしはオリオンビ-ルにしておきます。

投稿: ブロ長 | 2008年3月18日 (火) 08時50分

外国にありそうな建物ですね。人が写ってないので、遺跡かと。
たまには泡盛でイェーサといきますか。

投稿: ナカタ | 2008年3月16日 (日) 22時29分

この記事へのコメントは終了しました。

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