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2007年3月24日 (土)

招空アパ-トメントハウス完成

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都城市松元町に建設中だったコンパクトな階段室型アパ-トメントハウス「招空」Vol・2が完成しました。「招空」というのはわたしがこのシリ-ズのアパ-トにつけている名称であり、じっさいの名前は別にあり、今回は「ぼんち館」という名がつけられました。おかげさまで、すでに完成前に4戸のうち3戸は入居者か決まっており(おかげさまで3月28日現在で満室御礼となりました)、4月からここで新しい生活がはじまります。

昨年、都北町につくった第1号と比較して、今回は敷地が狭く(60坪ほど)専用庭をつくれなかったことで、建物基壇部の印象が甘くなっているように感じます。建築主の要望でつけた階段室のガラス囲いも建物から深い陰影を部分的になくしてしまい、全体のシャ-プさが若干劣るようですが、先日建築主さんに来てもらい、案内したところ、そのできばえにはたいへん満足してもらいまして、完成のよろこびを共有することができました。

1DKが4戸という量産化をねらった小さなロ-コストのアパ-トですが、だからこそ、ベ-シックな機能は充実させています。安いアパ-トで水廻りやバルコニ-をチンケなものにすると、どうしようもなく安っぽいものになってしますからです。この面積のタイプでは珍しい、独立したキッチンや広いバルコニ-、クロ-ゼットがポイントです。とくに、2階の室内は3メ-トル以上の高い天井となっていて、天井いっぱいまで窓が広がり、まさに空を招くような空間を用意してあります。

浴室からは洋室の内部が見とおせる窓があったり、既成概念にとらわれない生活を楽しくさせる仕掛けがあり、これからのスモ-ルアパ-トのニュ-スタンダ-ドを目的としています。建築コストはおおむね家賃の100倍をめやすとして設定されていますが、このところの建築資材の値上がりと、地盤が弱く杭工事が必要であったことで、かなり厳しいものがあり、ギリギリまで切り詰め、ようやくといったところであり、工務店さんには苦労をかけたこととおもいます。

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クロ-ゼット            洋室とUBは窓でつながっている

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3枚引き戸で2室又はワンル-ムに間取りが変化する

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コンパクトながら独立したキッチン   2階は高い天井高さがある

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