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2006年7月11日 (火)

オペラ「夕鶴」

 文化庁の「本物の舞台芸術体験事業」のオペラ公演が都城市でおこなわれた。出し物は團伊玖磨、木下順二の名作「夕鶴」。

 たしか、小学校6年生の上の子が学校から案内をもらってきたものに、応募して見ることとなったようだ。

 開演前ギリギリに会場入りしたので、すでに満席。ちょっと前方に1つ空席を見つけ、上の子をそこへ座らせる。ややあって、もうひとつここが「空いてますよ」ということでわたしの奥さんがそこへ。わたしと小学校1年生の子は通路に並んで「座りこみ見」となった。ところが、前方に体重百キロはあろうかという巨漢氏がいて、頭の位置が通常より20㎝ほと高く、巾も大きい。その隙間から覗き見るようなかっこうになった。

 席をあてがってやった上の子は、開演後、ものの10分もしないうちに爆睡状態。芸術に対する関心を高めようと、美術の展覧会や音楽のコンサ-トなどには、なるだけ連れていくように心がけているのに、まったくその片鱗も顕れない、親の心子知らずである。まあ、こんなものだろうが。

 「夕鶴」はとてもシンプルな構成だし、登場人物も少ない。「鶴の恩返し」の話はみな知っているからスト-リ-もわかりやすい。ただし、内容がシンプルなぶんだけ、演じる役者というか歌手の力量がそのまま評価にあらわれるので、演ずる方としては難しいだろうと推測する。

 「夕鶴」はおもしろかった。「魔笛」のようなエンタ-テイメント性の高い派手な舞台もおもしろいが、この「夕鶴」もよかった。さすがはプロの芝居である。オペラというフルオ-ケストラ付きの贅沢な舞台芸術は、なかなか観る機会がない。この文化庁の事業はありがたいイベントである。

 それにしても、かざりけのない朴訥としたこのホ-ルに、超満員の観衆と舞台が一体となったようすをみて、あらためてこの会館のよさが実感できた。「音」も言われるほど悪くないようだが。

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