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2005年7月25日 (月)

「持続可能な都市」

『持続可能な都市』福川 裕一、矢作 弘、岡部 明子 著  岩波書店 刊

 さいきん、サスティナブルという言葉をよく耳にする。もともとは英語のようだ。これに日本語では「持続可能な」という訳があたえられている。わたしの知る限り、この言葉はおもに建築や都市に対して使われることが多い。
 建築の場合、スクラップアンドビルドという、安普請の建築を「作っては壊し」という状況に対する批判としてある。建築材料はじめ、限りある資源を、一気に大量に産業廃棄物として処理するような更新のあり方ではなく、昔の木造建築のように、木材は再使用あるいは燃料などとして再利用する。土壁だって再使用できるし土に還してもいい。また、やたらとエネルギーばかり消費する建物ではなく、太陽や風力エネルギーを効率的に利用できるように設計し、刹那的な消費を抑制し、建物の構造・空間的な特性による省エネに配慮し、それにより環境に負荷なるべく負荷をかけないようにしようとするものである。
 都市にあっても、基本的には同じである。省エネ、環境負荷の低減につとめ、かつて、歴史上のいくつかの都市が滅亡したような過度な開発を戒めるものとしてあるのだ。

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